札幌に移住を考えている方に向け、札幌市中央区の住宅事情・家賃事情などをご紹介します。札幌に住みたいが、「何区に住めばいいのかわからない」という方の役に立てれば幸いです。
札幌市中央区ってどんなとこ?
中央区は札幌で一番栄えている行政区であり、JR札幌駅・大通公園・時計台・すすきのなどの観光スポットもここに集約されています。特に中央区の中心部では商業ビルやオフィスビルが立ち並び、住居は一部の高級分譲マンションがある程度。徒歩10分ほど離れれば賃貸住宅も増えますが、築年数や広さの割に家賃は高めです。
中央区でおすすめのエリアは?
札幌市中央区賃貸物件を狙うのであれば、創成川東の「創成東エリア」、「円山公園エリア」、「市電エリア」がおすすめ。というより、それ以外のエリアでは賃貸住宅がなかなか見つかりません。
その中でも円山公園エリアは人気が高く、家賃相場も高めです。創成東エリアも再開発・北海道新幹線開通に伴い人気が高まっていますので、「家賃を抑えたいけど中央区が良い」という場合は、市電エリアに絞るのが現実的でしょう。市電沿線なら、他区の地下鉄駅チカ物件よりも安く借りられる物件も出てきます。
徒歩・自転車で中心街まで行ける便利さ
中央区に住むことで得られる一番のメリットは、やはり徒歩や自転車で簡単に中心部まで行けることです。映画を見るにも、中心街に買い物に行くにも、交通費を掛けずに遊びに行くことができてしまいます。
実際、朝の出勤時間帯などは中央区のはずれから中心部に向かう自転車が列をなします。
駅前にスーパーが少ない
私自身中央区に住んだことがありますが、一番のネックは「駅前にスーパーが少ない」という点です。中央区以外の地下鉄駅の場合、駅前にスーパーがあるため買い物に不便を感じることがありません。
しかし中央区の場合は例外で、中心部に近くなればなるほど、スーパーが少なくなります。最近ではコンビニタイプのミニスーパーも増えてきていますが、やはり品揃えは大型店とは比較になりません。車を持っている方なら行動範囲も広がるので便利ですが、徒歩・自転車がメインの人は、一考すべき点です。
駐車場代が高い
中央区の駐車場相場は、他区と比べて月1000~3000円程度高めです。市電エリアの路地裏駐車場などであれば8000~10000万円程度で見つけることもできるかもしれませんが、決して多くはありません。中央区で車を維持するのは、それなりの費用が掛かります。
終電を気にしなくていいが、タクシーを使う癖がつく
中央区に住んでいる限り、地下鉄の終電を気にする必要はないでしょう。中心部からでも15分も歩けば自宅にたどり着けます。しかし冬の夜、15分を歩くのは決して楽ではありません。繁華街にはタクシーがずらっと並ぶので、「どうせワンメーターだし...」と誘惑に負けてタクシーに乗ってしまう方も少なくありません。
治安は気にしなくていい
中心部=治安が悪いというイメージを持たれる方もいるとは思いますが、人口が多いので犯罪や事件の数が増えるのは当然です。繁華街が近いこともあり、夜のお店で働く方が多いのは事実ですが、それが直接日常生活に大きく影響するわけではありません。
ただ1点注意すべきなのは、すすきのに近い物件は若い方が集まりやすいため、夜中じゅうどんちゃん騒ぎをしていたり、麻雀の音に悩まされるなどといったことはあるかもしれません。(著者体験談)
札幌市中央区のまとめ
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- 中心部の繁華街まで徒歩・自転車で行ける
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- 終電を気にする必要がない
- 市電沿線だと、他区より家賃が安い場合もある
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- 家賃が高い
- スーパーが少ない
- 場所によっては騒音に悩まされる
- 微妙に家まで距離があるとついタクシーを使ってしまう
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- 駐車場が高い
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