生活保護の申請支援・社会復帰サポートを手掛ける当社には、生活保護に関する様々な質問が寄せられます。そこで今回は、よくあるお問い合わせや疑問に対しての回答をお纏めしました。「生活保護の需給を考えているけど、制度についてよくわからない」という方の参考になれば幸いです。
生活保護に関するよくある問い合わせ
Q:生活保護を受けると仕事ができなくなるのは本当ですか?
なお、仕事での収入が保護費を上回ると、生活保護は停止されます。
Q:生活保護を申請すると、家族にバレるって本当ですか?
Q:生活保護を受給すると、車に乗れなくなるのですか?
しかし、病気などの理由で車を所有する正当な理由がある場合は、認められる場合もあります。
Q:生活保護を受けると医療費が無料になるのって本当ですか?
Q:生活保護世帯の子どもは大学に行けないって本当ですか?
しかし、「世帯分離」という方法を使って子どもだけを生活保護世帯から分離することで、子どもが大学へ進学することは可能です。もちろん、分離した子どもの分の生活扶助は減額されてしまいます。
Q:生活保護は、子どものアルバイト収入は黙っていても大丈夫ですか?
いずれにしても、理由をしっかり説明したうえで事前申告するべきです。
Q:生活保護を受けると、家具や家電を買ってもらえるって本当ですか?
A:「買ってもらえる」という言い方はともかくとして、生活に必要な家具・家電の購入費用を負担してもらうことができます。しかし、その対象は非常に狭く、基本的に「食事」「睡眠」に関連するものだけが対象となります。
OK例
└冷蔵庫・コンロ・鍋やフライパン・電子レンジ・布団 など
NG例
└ベッド・エアコン・電気ケトル(やかんはOK)・テーブル・テレビ など
Q:生活保護を受けるとレンタカーにも乗れないって本当ですか?
A:自治体によって判断に差がある前提での回答ですが、車の借用(レンタカー)もNGとされています。厚労省の問答集としては「遊興のためにしばしば車を乗り回すようなときは保護を停止するべき」と記載されています。これだけを読むと、働く努力をせずに"遊興"しているのですから、ある意味当然かもしれません。
また、借りていた車であっても、近隣からは「生活保護なのに車に乗っている」といういわゆるタレコミがはいることで、問題化してしまうこともあるようです。
過去に裁判になったケースもあるのですが、『なぜ車に乗っていたのか』という点が争点になるようです。
Q:生活保護を受けると生命保険に入れないって本当ですか?
Q:家族のうち、一部だけが生活保護を受給することは可能ですか?
A:基本的にできません。生活保護は「世帯単位」で利用することが原則となっています。なお「一緒に居住して、生計を共にしている」状態のことを世帯とよんでいるため、血縁関係や婚姻関係になくても、世帯としての実態があれば、生活保護を利用することが可能です。
また、先にも述べたように子供が大学へ進学するときなどは「世帯分離」という方法を取ることも可能です。
Q:借金があっても生活保護は利用できますか?
Q:不動産を保有していると生活保護を申請できないって本当ですか?
今後も、ご紹介できる情報が集まり次第、こちらからご紹介していきますね。