シェアハウスやアパートなどに複数の方が集まり一緒に暮らしながら、生活支援を受けるのが「共同生活援助」というサービスです。一般的には『グループホーム』と呼ばれています。
そんなグループホームには、「障がい者向け」と「高齢者向け」の2種類があり、それぞれの施設で専門的に運営しています。
高齢者グループホーム
高齢者グループホームは、認知症高齢者が介護や支援を受けながら、家庭に近い環境で共同生活を送ることができる施設を指します。9人以下の少人数で構成されており、各個室(9室)のほかに、食堂・キッチン・浴室・トイレがあり、24時間の援助体制のもとで家事に参加しながら、家庭的な雰囲気のなかで共同生活を行うことができます。これをひとつのユニットと言います。一般的には、1棟2ユニットで構成されていることが多い状況です。また施設内にでは、入居者がお互いに交流できるスペースが設置されていたり、シーズンごとにイベントが開催されることも多いです。
建物の設備などについて基準も多く、新規開所するためには行政の認可が必要になります。
障がい者グループホーム
障がい者グループホームは、身体障がいや精神障がいを持つ方が、日々の生活支援を受けながら生活を送る施設です。サービス内容は施設によっても大きく異なっており、「介護サービス包括型」「日中活動サービス支援型」「外部サービス利用型」と、支援レベルによって分かれており、なかには、日々の支援以外は一人暮らしと変わらないような施設もあります。
高齢者グループホームに比べ、規制が厳しくないので比較的スムーズに新設できます。