札幌市には、介護保険以外にも様々な高齢者支援活動が行われています。ここでは、実際にどういったものがあり、お問い合わせ先がどこなのかをご紹介。うまく活用することで安心した生活を送ることができるので、ぜひご家族やご友人にも伝えてあげてください。
認知症電話相談窓口
若年性認知症を含めた、認知症に関する悩みや相談ごとに乗っていただける窓口です。専門の相談員が豊富な知識や経験を元に対応してくれるので安心です。また、相談内容によっては医療や福祉介護機関の照会もしていただけます。
受付時間:月曜日〜金曜日10時〜15時(祝日、年末年始を除く)
おむつ宅配サービス
月に1回、上限額(6500円)の範囲内でおむつを宅配してくれるサービスです。
利用条件は以下の通り
札幌市内に居住(住民票がある)する在宅の40歳以上の要介護認定者で、次のいずれかに該当する方
(1)要介護4〜5の方で、要介護認定の認定調査票の「排尿」又は「排便」のいずれかの項目が「全介助」となっている方
(2)要介護3の方で、次のいずれにも当てはまる方
└認定調査票の「認知症高齢者の日常生活自立度」の項目がIII以上の方
└認定調査票の「排尿」又は「排便」のいずれかの項目が「全介助」となっている方
利用料:実費の1割相当額(生活保護受給者は無料)
理美容サービス
在宅の寝たきり高齢者に対し、年に4回まで、理容師・美容師が自宅を訪問してカットなどのサービスを行なってくれます。
利用条件は以下の通り
札幌市に住所を有する65歳以上の者(60歳以上65歳未満の者で、介護保険法(平成9年法律第123号)に規定する「要介護者」と認定されたもの及びそれらと同程度の身体状況と認められるものを含む。)であって、在宅の寝たきり高齢者であること。
利用料:1回2000円(生活保護受給者は無料)
配食サービス
様々な事情で配食を必要とされる方に向け、事情を伺いながら食の自立プランを立てたうえで、月~土曜日の夕食を届けてもらうことができます。同時に、お声がけなどの安否確認も実施してもらえます。
利用条件は以下の通り
札幌市に住所を有する65歳以上の一人暮らし世帯で、病気などで体が弱く、日常的に調理が困難な方
利用料:1食500円
生活支援ショートステイ
高齢者を介護できないとき、1年間に原則14日、必要に応じ最大30日間、介護サービスを受けることができます。介護サービス内容は、入所者と同様、給食や入浴などとなります。
■利用条件
傷病等により体の虚弱な65歳以上の方
■実施施設
養護老人ホーム長生園(札幌市中央区大通西19丁目)
慈啓会ふれあいの郷養護老人ホーム(札幌市手稲区曙5条2丁目2-17)
利用料:1日320円+食事代(生活保護受給者は食事代のみ自己負担)
徘徊認知症高齢者SOSネットワーク事業
認知症高齢者の行方が分からなくなったとき、消防・タクシー・地下鉄などの公共交通機関をはじめ、郵便局、ラジオ局などの協力を得て、すみやかに捜索・保護をしてもらえる支援サービスです。
高齢者虐待の相談窓口
平成18年4月に施行された「高齢者虐待防止及び高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づき、区役所が通報を受けた際の事実確認や相談支援等を行います。また、行政、警察、弁護士会、医師会等で構成する「高齢者虐待防止ネットワーク運営委員会」で組織間のネットワークによる支援体制を強化するとともに、高齢者の虐待防止に関する普及・啓発を行います。
認知症サポーター養成事業
認知症になっても安心・安全に暮らせるように、地域における認知症の理解者・支援者(=認知症サポーター)を養成をする「認知症サポーター養成講座」を実施します。開催希望の際は、地域や企業、学生など10名以上の団体は、札幌市の介護保険課へ事前にお問い合わせの上、講座開催希望日の1か月以上前までに申し込みが必要です。